揺れ日記

熊本地震で被災。行政からも何の支援も無く一人で自費で県外避難転居しました。

忘れることは不可能

思うところがあり、昨年末から部屋を探しているものの土地柄らしく、保証人不要物件自体かなり少なく難しくて探すのをやめてしまった。

 

先日残業して帰宅すると天井から漏水して水たまりが出来てて、しばらくぼんやり眺めていると地震後、あちこちに入ったクラックと漏水が酷くてその時の事を思い出してしまった。

今の住まいの場所は便利だけど古くて不具合が多いのがネック。被災者支援物件ですぐ契約出来たのは良かったのだけれども。

 

こんなことに慣れてるのも何だかなあと思いながら、何処から漏れてるか天井を開けて調べ、写真を撮り不動産屋に連絡。

 

ここに住まうのは限界かもしれない。

あと1社、と、ある不動産屋へ内見含め出かけてみたら今より家賃が安く職場に近い、ちょうどいい物件が出たばかりで、うわあ…漏水グッドタイミングかも…と浮き足立ってしまった。

 

不動産屋からこちらが地元ですかと聞かれ、

本震からちょうど1年、という日というのもあり地震で転居したこと、地震後の不自由な生活のことを少し話した。

そんな状態だったんですね、全然知らなかった、と言われた。

 

「知らない」んじゃなくて、

「知ろうとしてない」だけでしょうと言いたくなるのをこらえるのに必死だった。

そうしたら「『地震のことなんか』忘れてこっちでの生活楽しみましょうよ〜」と。

 

私の中でまた何かが爆発してしまった。

なんかって何だよ、忘れられる訳がない。

いつもいつも何をしていても

「今地震きたら」というのが離れなくて

楽しめないんだよ。

今でも毎晩眠れないのなんてあなたには想像もつかないでしょうけど。

とまでは言わなかったけれどそんな内容の事をこらえきれずキツく言ってしまった。

 

結局、保証人無し物件だったけども

内金が必要とか退去時にクリーニング代がいるとか緊急連絡先は近くに住んでる人がいいとか言われ、そこまでの付き合いの人もいないし断わるしかなかった。

 

あーあ、熊本帰った方がいいのかなあ…という気持ちが一層強くなる。

先日帰った時に桜舞い散る中で熊本城を見るとクレーンが見えた。

お城も少しずつ少しずつ、前に踏み出している。

転居先はとても便利だけども、配慮というか優しさや温かみが無く冷たい気がする。

私は以前のようにお城を毎日眺められる生活に戻りたいのかもしれない。

f:id:kuroshimaneco888:20170420231614j:image

 

 

 

広告を非表示にする