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揺れ日記

熊本地震で被災、その後について書いています。

どうしたらいいのかわからない

もうすぐ地震から10か月。

先日熊本に帰った時に高速バスの中から見える景色はまだブルーシートの屋根が点々とあり、更地が増え、足場ばかりのビルやマンションに変わってしまっていた。

用事があって月に一度は帰るのだけれど、

帰るたびにどんどん景色が変わっている。

 

信号で止まった時にふと一軒の家に釘付けになった。

周りの家はきれいに修理されているのに

まだ築浅で立派なのに、その家だけ地震後の姿そのままで瓦は崩れ落ち、ガラスも割れたまま(割られたのかも)壁も割れたまま。

基礎がダメになっているのか、柱が腐っているのか、傾いていた。

 

すぐバスが発車したため、あまり詳しく見れなかったけれど、その家は私のように思えて仕方ない。

 

地震後から頼る人もおらず、ずっと一人で、避難所などで寝泊まりし、水が出ない不自由な生活の中で、ややこしく様々な事に対処しながら仕事もこなし、2回引っ越しをし、休む間もなく、慣れない土地での生活と仕事をスタートせねばならなかった。

 

辛くて「辛い」と言っても

転居先では「結局人ごとなんで」と

熊本では「仕方ないし」と

少しだけ付き合った人は「またか…」と眉根を寄せるだけだった。

 

だからもう、辛くても誰にも話せなくなってしまった。

どこにいても聞いてもらえないこと、あの二晩続けて来た揺れの恐怖、また来たらまた一人で対処しなきゃいけない…という思いが強い。

多分、それがキツい原因なのかもしれない。

 

睡眠時間は毎日4時間眠れればいい方で

眠りは浅く、寝た気がしない。

朦朧としたまま会社に行き、朝から仕事中に睡魔が酷くてドリンクやらが手放せない。

食事を作る気にもなれなくて、でも何とか作ろうとしたけれど、また作る気にもなれずにご飯だけは何とか炊いてふりかけとか、もう最近はそれすら面倒になりインスタントラーメンとかパンとか。残業すると面倒すぎて食べない時もある。

ストレスからなのか胃炎やできもの、無意識に口の中を噛んでしまい常にただれてボロボロだ。

 

楽しいことはいっぱいあるはずなのに、

楽しめなくなっている。

たまに外で何か食べても前みたいな感覚が

ない。

私はもう、地震後そのままで復旧もされないまま取り残されている家そのものだ。

いろいろともう限界かもしれない。