揺れ日記

熊本地震で被災。行政からも何の支援も無く一人で自費で県外避難転居しました。

思い出すこと

いつもの日記ではないけれども、被災して避難所やあちこちいろんなところで寝泊りするはめになっていたのだが、そんな落ち着かない生活の中で思い出していたことが1つある。

 

ものすごく個人的な話なので読んでくれなくてもいいのですが、ツイッターを通して知った、爪切男さんとこだまさんのブログ本増刷記念イベントに行った、3月のあの夜のことだ。

 

以前から通販OKになるたびに購入し、読んでいたのだけれど、そのお二人の話を生で聴ける・・・これは行くしかないと強引に有給をねじ込み、航空券と職場の組合で安く泊まれるホテルを予約し、イベントのチケット予約受付時間にはPCとスマホを使い、チケットをとったのだ。そのときの私は闘牛並みに鼻息が荒かったはずだ。我ながら怖い。

また、同じくツイッターでグッズを買ったりカレンダーを送ったりしてやりとりをしていたベルク郎さんから一緒に行きましょう、というメッセージが届いた。東京不慣れだからと思ったんだろうな、まさに引率。お願いしますと返信。

 

当日は無事にベルク郎さんと合流でき、話すとなんと同い年であることが判明。

熊本と博多のオミヤゲを渡す。そうしたらこれどうぞ・・・と包みをいただいてしまった。中身はハンカチでこだまさんとおそろいなんだそうだ。うれしい、すごくうれしいぞ。

その後、おすすめのシフォンケーキ屋さんを教えてもらいながら会場へ引率してもらう。表まですでに行列ができている。うわー!!

 

中に入り座ったのだが後からどんどん人が入ってきて満席。

たぶん、一番遠くから来てるのは私だろうな…

ceroのOrphansが流れる中、爪さんとこだまさん、たかさん、冷凍食品さん、酉ガラさん入場。皆初めてだけど懐かしいような、不思議な感覚になる。

 

キラキラした照明の下、たぶん相当緊張されてたんだろうけども分からないくらいに普段どおりに淡々と話すこだまさん、これ出してもいいの?と思ってしまうような強烈で爆裂なお母さんのメールを紹介する爪さん。

だけど面白くてこんなに楽しく笑えたのは随分久しぶりだな…と思いながら過ごした。

 

最後にこだまさんと話が出来、北の土人と南の土人が会うという目的も果たした。

メッセージ付きのお菓子までいただき嬉しかったのだが、私がオミヤゲを少ししか準備出来ず心残りであった。箱いっぱいの通りもんか陣太鼓を送らねば…と思いながらベルク郎さんと別れホテルに戻る。

 

宿泊先のホテルからは皇居が見え、さっきまでの楽しい時間を思い出しつつ、いただいたものを並べた。思い切って行って良かったな。

 

まさかその後、地震に遭うとは思いもよらなかったけれども。

避難した公民館や体育館の冷たい床で夜、震えながら横になったとき、冷える夜に給水車の行列に並んだ時、真昼のギラギラした太陽の下でスーパーの行列に並んだ時、熊本を離れ県外へ避難出来るか分からないけど一か八かの電車に乗ったとき、不安を抱きつつ余震ばかりの熊本に戻るとき、いろいろ大変な事はバンバン起こるし、余震は毎日だしパニックの連続で疲弊ばかりの毎日の中、思い出すのはあのイベントの夜で本当に楽しかった出来事だったのだなと改めて思った。

 

県外へ一時避難する時にお守りのように持ち出したのがベルク郎さんからいただいたハンカチと「なし水」でそれに掲載されているこだまさんの話が書籍になる事に決まった。

今からそれを読むのが楽しみで仕方ない。

 

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