揺れ日記

熊本地震で被災。行政からも何の支援も無く一人で自費で県外避難転居しました。

5月1日 引っ越し準備

午後から引っ越し業者がやってくるので朝から手洗い洗濯、水汲み。

依然としてトイレが使えないため外出して店舗のトイレを使う。

よく晴れていい天気だ。本当だったらどこか出かけていただろうな、と思う。

 

引っ越し業者の営業さんがやってくる。きちんとスーツ着用だが疲れてそうな感じ。

こういう非常時は動きやすいジャージでいいのに・・・と思うのは私だけだろうか。

「いつもの70倍の依頼で・・・」と聞きこれは引っ越しできないかも・・と

思ったら連休明けに入れることが出来た。

本当なら連休中に引っ越ししたかったが、仕方ない。

 

ちらかっててすみません、と言うと「ここにきてやっと座れました、他は窓ガラス割れてたりぐちゃぐちゃな家ばっかりでずっと立ったままで説明してましたから」

ひえー!やっぱしスーツではなく動きやすい恰好にしてください、と会社に言ってあげたくなった。

営業所の建屋も使えなくなり、他をかりてなんとかこなしているのだとか。

引っ越し代金は以前引っ越しの際に見積してもらった時の倍だったが、これも仕方ない。

とにかくトラックと人員が足りず、全国からの応援部隊でまわしているという。

ここのところ自衛隊の車両より引っ越し業者のトラックをよく見かけるようになった。

私もだけど、徐々に避難所を出て他県だったり、他の住宅だったりとよそへ移住を始めている。

 

だけど、どうすることもできず、まだまだ不自由な避難所や車で過ごしている人も多い。

家は全壊し住めないが仕事などの事情があって離れられない人もいる。

 

私は家族もなく、一人で根無し草だからどこへだって行けるけれども、

(とはいえ仕事があるため、あと少し熊本にいなくてはならないが)

動きたいけど動けないのもつらいだろう。

 

ぼんやりとしながら段ボールに荷物を詰める。

晴れた午後。いつもならゆっくりぼんやりまどろみながら昼寝していただろう。

 

そういう日はいつかやってくるのだろうか?