読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

揺れ日記

熊本地震で被災、その後について書いています。

4月24日 お風呂の温かさ

日曜日。ツイッターで一軒しか無いデパートが昨日から一部短時間オープンしたと見たので行ってみる。

割と人はいる。皆、家や避難所にはいたくないのかも。
50パーセントオフでお買い得になったジーンズを買う。店員さんたちは元気を出して明るく振る舞っており、安心する。
しかし会話は「住まいはどうでしたか?怪我とか無かったですか?」などで地震の影は濃い。
 
水が出ず自宅トイレが使えないため、デパート内のベンチでしばらく時間を潰す。
こういうトイレ目当ての人も多そうだ。
 
ぼんやり今後の事を考える。
夏には今の仕事が任期を終え退職となるし、
住む所もこのままではどうなるか分からない。
新たに探すとしても部屋自体無いだろう。
ならば福岡で部屋を見つけて引っ越した方が良くないか?と。
 
その後イートインスペースのあるセブンで昼食。
食欲は無いが食べておかないと、と3つだけあったタマゴサンドを1つ買う。
 
しかし揺れからか、ストレスからか吐き気が酷い。
熊本の中心部はアーケードになっており、ぶらぶらする。美容室が開店しているのを発見。
地震以来髪を切りたくて切りたくて仕方無かったが、店は開いてないし、福岡でも切る機会を逃していたのだ。
予約してないと無理かもしれないが、一か八かだ。ええい、と店内に入り予約はしてないけど…と伝えると、珍しくOKだった。
ただし2時間近く待たなくてはならず、もうすぐ3時間だけ開店するというドトールの列に並ぶ。
 
ドトールは限られたメニューで何とか営業しようと奮闘している。ギリギリまでマシンの調整をしており、やっと出てきたコーヒーには粉が浮いていたが、温かくて美味しくて涙が出てくる。
歳を重ねると涙腺が弱くなるよーとは聞いていたが、何処に行ってもうるうるしてしまう。
 
職場の先輩からメール。美容室終わり次第、待ち合わせしてお風呂を使わせてもらう。
 
美容室は水やガスが使えないから、他から汲んできてポットで沸かしたお湯をバケツリレーしながらシャンプー用のお湯としていた。
シャンプーだけでも、というお客さんのために奮闘して何とか営業している。
飲食店はプロパンガスを使い、炊き出ししていた。
 
シャワーで体は洗う事は出来ても、避難所暮らし、度重なる移動などで緊張し、くたくたでゆっくりお湯に浸かりたかった。脚はぱんぱんだし、身体中浮腫んでいる。昨夜より紫斑も増えて濃くなっている。
 
人の家だし、ゆっくりとはいかないまでも、お湯に浸かるとほっとしてほぐれていくのが分かる。私の性格を知っている先輩と一家はとても親切で御飯までご馳走になり、水タンクも「うち水出るからどうぞ」と貸してくれた。
 
マンションで給水機が壊れていつ水が出るか分からない旨を話す。マンションの脆弱さは分かっていたが、ここまで来たか、という感じ。
 
やはり水が出ない地域は多く、ところによっては車で川から汲んできてるとも聞く。
 
銭湯やお風呂センターは長蛇の列、列、列。
脱衣所で裸になっても行列だとか。
 
帰り着いてタンクやバケツに水を汲む作業をする。
エレベーターは怖いから階段で上り下り。
住んでるのが4階で良かった。水運びや洗濯、往復出来るギリギリの高さ。
当たり前のことが当たり前でない不自由さはまだ続く。
 
もう夜は避難所で過ごそう。避難所から出勤して、疲れてどうにもならない時はマンションに泊まる、そう決めた。
 
 f:id:kuroshimaneco888:20170422220341j:imagef:id:kuroshimaneco888:20170422232139j:image