揺れ日記

前震、震度7。本震、震度7。熊本地震で被災。行政からも何の支援も無く一人で自費で県外避難転居しました。

防災のプロとは

数ヶ月の間に様々なことがあった。 大阪で地震、西日本の豪雨、度重なる台風、北海道で地震。 まさに未曾有の災害だらけ。 被災し不自由な生活を強いられている人びとはどれだけいるのだろうか。 そんな中で私はまだ熊本に戻れないまままた新たな職場で新た…

仕事決まれど住む場所がない 後編

さあ、地震から2年経って仕事が決まりやっと熊本に戻ることが…と思いきやまだまだ道のりは遠いのです。トホホ。 派遣だけども仕事が確定したので 部屋を探しに早起きして高速バスで熊本の不動産屋へ向かう。 問い合わせしていた部屋は決まってしまったとのこ…

仕事決まれど住む場所がない 前編

温かくなり始め、地震から2年が経とうとする3月下旬に、熊本に戻るためにと面接を受けてみたら採用となった。 しかし、住む部屋が無いのだ。 勤務スタート日をずらすのはできないと言われてしまったため急いで入居できる部屋をと不動産屋に問い合わせてみて…

生きる気力がない

先日東京へ行った時の事。 羽田から移動する時、 宿泊先へ向かう電車を待っていた時、 イベント会場に向かう時、宿泊先に戻る時、実は何度もふらりとホームに飛び込みそうになった。 たまたま、私が乗る沿線ばかり人身事故が続いててホームに警備員らしき人…

どうにもならない

年が明け、熊本での仕事で応募していたところから面接の通知が届いた。 仕事を休み、スーツを着、早朝暗いうちに家を出て寒い中面接のために熊本に向かう。 ひとつは私がやりたくて経験を生かせる仕事。ただし会社の場所が郊外なうえ、通勤費が出ないため必…

帰る地はどこに

先月末から日帰りだけど毎週末、熊本に 帰る用事がありバタバタと行ったり来たりしている。なかなかに忙しい。 昔住んでいたエリアに数年ぶりに立ち寄る事になり、少し手前でバスを下車し歩いてみることにした。 コンビニや飲み屋とか懐かしい街並みは余り変…

一年7か月

地震被災し熊本を出て県外に住む希望者に地元の新聞、熊日を届ける支援というのが始まり最大一年、郵便で届くようになった。 あれを経験していない人びとの記憶からは薄れてしまっているし、職場でも 「まだ地震のこと言ってる」と呆れられている。 郵便だか…

戻りたい戻れないもどかしい

熊本に戻りたいとかつぶやきながら何もしてない訳では無く、前の勤め先や市役所やら、あちこちの求人を毎日毎日見ている。 あっ、と思った募集も勤務開始日が近いものばかり。タイミングが合わない。 引越しが絡むので、直ぐの勤務が出来ないからなかなか難…

無題

台風だとある程度には事前に心構えや避難の準備が可能だけど、特に地震は本当に何の前触れもなく突然やってくる。 だからあの時の恐怖が皮膚の奥深くまで刺さった棘みたいで、膿んで腫れ上がり痛みを増し、それでも棘はなかなか抜けない。そんな感じ。 熊本…

便利さと住みやすさの狭間で

熊本にいた頃、わたしが今住んでいる転居先の街は便利で魅力的としか映らず、 その便利さは政令指定都市とはいえまだまだ田舎な部分が多い熊本には無いもので辟易していた。 福岡の天神というエリアは九州最大の繁華街らしく数々のファッションビルやら何や…

戻りたいけど戻れない

あの頃は精神的にも肉体的にも限界で、とにかく熊本を離れないと…という考えしかなくて転居する事にしたのだけれど 本当にこれで良かったのかなという思いで毎日くよくよしている。 というのも、こちらで就業して(派遣だけども)2社目なのだけれど、双方とも…

崩れたまま

1年以上も経つのだから、 と言われるかもしれないけれども、 私の心と体は地震で崩れてしまったままで修復不可能だ。 被災後は食べること、お風呂、トイレ、洗濯…をどうするか 任期満了が迫り退職する日が間近な中で仕事と住まいをどうするか ひとりで探し、…

一年前と一年後

ちょうど一年前のこの時期に、一時入居の宿舎を退去し、完全に熊本を離れ転居先での生活がスタートした。 あの頃は2回目の引っ越し荷造りや仕事や毎夜の揺れと大雨の警報で疲れてるのに眠れない日々だった。 しばらくは熊本での仕事の引き継ぎや手続きで行き…

死ぬことと生かされること

先ほど、大分を震源とする震度5強の地震が起きた。 不気味な長い揺れでそれは前震を思い出させ、怖くて仕方なかった。 幸いにも揺れは収まったが「前震の夜みたいに強くなったらどうしよう」と震えが止まらない。 今夜もまた明かりを点けて寝るしかない。寝…

1年2か月後

地震後変わったことの中のひとつ。 仕事のある日は起きれなくなるから、 休みの前の夜に眠剤を飲む。 そうしないとしっかり眠れないからだ。 寝付きにくいのにどうにか寝付いても2〜3時間ごとに目が覚めてしまう。 眠りが浅くて昼間仕事中に眠くなってしまう…

いつになったら

毎月14日と16日は私にとって忘れられない日になった。 あれから1年と2ヶ月。 時間が経っても、忘れることは出来ない。 いつも地震の事を考えている…ようにはならなくなってきたけれども、ふとした時に「ああ、蛇口から水が出るってありがたいなあ」とか「ト…

新しい生活へ

来月で熊本を離れて1年になる。 義援金の類は無く、自費で避難転居した訳だが、未だにその支払の影響があり、初めて税金を滞納したし、仕事は派遣だし生活するので精一杯。 具合が悪くても病院へ行けず、夜食べないとか食事を減らしている時もある。 熊本を…

揺れる思い

昨年、2度にわたる大地震を経験した。 文字や言葉に出来ない、経験しないと分からない恐怖と数分おきの余震が続く中での不自由な暮らし、県外避難と日常生活そのものが一瞬にして崩れた経緯を忘れないために備忘録として日記にすることにした。 題名は地震そ…

まだまだな感じ

ニュースで地震の際に滑り落ちた岩、オークション落札され粉砕。という記事を見た。 これだけでは真意が伝わらないけれども 詳しい事情はというと、地震の際に道に落ちてきた巨岩があり、道を塞いでしまった。 これでは困る、どうにかしてほしいと行政に頼ん…

出来なくなってしまったこと

転居先で通勤途中、目の前を歩く女性は当たり前のようにヒールのある靴を履いている。 いいな、と思うけれど私はもう履けない。 似合わないとか脚が痛くなるから、ではない。 何度か必要に迫られ、そう高くないヒールの靴を履かねばならなかったけれど、熊本…

迷いながら生きる

転居してしばらくの間は、報道がすぐにされなくなりだしたのもあって、被害の大きさや深刻さを一人でも多く理解してほしくて転居先やツイッターでも話したりしていた。 転居先は熊本から100キロほどしか離れていない隣県だし、私のように避難転居した人も多…

掬い上げられて

一年前、地震に遭ってから熊本を離れるまで 3か月近く仕事をしながら避難所や知人宅や宿泊先や職場や宿舎とか寝る場所と身体を洗う場所が変わり、水が出なくてトイレや汲みおく水は何処で、とか食べ物は何処で手に入るのかを毎日調べ、2回の引っ越し転居の手…

忘れることは不可能

思うところがあり、昨年末から部屋を探しているものの土地柄らしく、保証人不要物件自体かなり少なく難しくて探すのをやめてしまった。 先日残業して帰宅すると天井から漏水して水たまりが出来てて、しばらくぼんやり眺めていると地震後、あちこちに入ったク…

あの夜から一年

4月14日、が来てしまった。 熊本でまた揺れが続いているし、こちらでも朝から揺れたのもあり、「何事無く過ぎますように」と祈りながら仕事を進める。 熊本を離れたからか周りの人からは何も言われない。気遣いか無関心なのか。残念ながら後者の方が色濃い。…

もう元には戻れない

熊本を離れて8か月が過ぎた。 そして、来月はあの2度の大地震から1年が経つ。あっと言う間だった。 ようやくこの地での生活に慣れてきたのを実感する。 地下街もどこに何の店舗があるか、自分が乗るバス停に近くに出るにはどの出口がいいのか、 バスの路線や…

震える夜

テレビは地震後処分してから買う気にも金銭的余裕も無いから、パソコンで映画やドラマを観る生活になったけれども、不自由がない。却ってすっきりしてていい。 夜、Amazonプライムでダーティーハリーを観ていたら何かおかしい。 あれれ、めまいかな?いや違…

どうしたらいいのかわからない

もうすぐ地震から10か月。 先日熊本に帰った時に高速バスの中から見える景色はまだブルーシートの屋根が点々とあり、更地が増え、足場ばかりのビルやマンションに変わってしまっていた。 用事があって月に一度は帰るのだけれど、 帰るたびにどんどん景色が変…

年末の熊本城

熊本城はこの地に住む皆のシンボル。 職場が変わる度にあちこちの建物から違う角度で長いこと見ていたお城だ。 どこにいても、見守っていてくれていた。 地震で崩れた姿を職場のテレビで見た時はみんなショックで言葉が出てこず無言で観ていたっけ。 4月の地…

フラッシュバック

用事があって、向かうバスの中から 独特の車両が通るのが見えた。 自衛隊の、あの色のトラックだ。 熊本に住んでいた時は駐屯地が近い場所にあったから良く見かけていたが、転居してからはあまり見かけなくなった。 続けて2台くらい見た時だ。 涙と震えが止…

輝く夜

先日、好きなアーティストのライブに行ってきた。 ceroという3人組で転居先となった地でのライブはかなり久しぶりらしい。 地震前は歩きで通勤していて、毎日ceroの曲を聴いていたからもうそれは歌詞がすらっと出てくるくらいに耳に馴染んでいる。 だけどラ…